鹿毛はり灸院

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赤ちゃんのイラスト ◎逆子の治療について


●逆子について

逆子とは、胎児の頭が上にあり骨盤が下にある状態です。 逆子での出産は、一番大きな頭が臍帯より後に出てきますので、臍帯が圧迫されて呼吸困難など危険が伴うので多くは帝王切開になるそうです。 昔は逆子になると、手で腹をグイッと押して治すことも多かったようですが、今ではあまり行われていないようです。
27週未満はぐるぐると回っているので問題にはならないそうですが、それ以後は早めに治しておくのが良いでしょう。
逆子体操などで、ギリギリまで頑張ってから来院される方もいらっしゃいますが、遅れるほど治りにくくなります。

●逆子の治る確率や治療の回数の目安

以下のデータは、2002年2月〜2011年8月の間に当院で逆子の治療を行った結果です。 臍帯が下がって危険だとか、遠くて通いきれないなどの理由で治療を中止したものを除外しました。

初診時の週で分類した治療結果

初診時の週延べ人数治らなかったもの治った率
29週以前76495%
30から33週1122181%
34から36週331361%
合計2213883%

治療して治ったものだけの統計

初診時の週延べ人数人当たり平均治療回数1回で治ったもの
29週以前722.140
30から33週912.6 33
34から36週203.5 5
合計1832.578

29週以前は95パーセントが治っています。 33週までは8割、34週以降は6割が治っています。

治療回数は1回で治る人が半分程度いらっしゃいます。 したがって、1回で治らなかった人は平均よりは治療回数が増えます。
治療開始の週が早いほど平均回数も少なく、治る率も高くなっています。 週が早いと胎児は小さくて羊水が多いために、動ける余地が多いからでしょう。 遅くなると胎児は大きくなりますし、羊水は減ってきますので、回れる余地が少なくなります。
また、逆子になってから治療を始めるまでに間があるほど治りにくいように思われます。

治療を始めるのが、早ければ早いほど治る確率が高くなります。また治療回数も少なくて済みます。 「逆子です」と言われたら、早めにご来院ください。

●治療について

先ず鍼によって、全身を巡る「気」を調整し、健康状態を高めます。
妊婦さんには、足が攣る、腰が痛い、腹が張るなどの症状が随伴している場合が多いのですが、これらは鍼治療によって軽減できます。 かぜを引いたが薬を飲めないと言った場合でも、自然治癒力を高めて治すことができます。 また、腹が柔らかくなることで胎児が回りやすい環境を作っているようです。 鍼は子供も平気で受けるくらい全く痛くはありません。
次に、足にお灸を行います。
お灸も昔の熱いというイメージのものではなく、熱さはほとんど感じませんのでご安心ください。

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